健康情報局
2025年6月18日更新
ジメジメしたむし暑い季節は、細菌が増えやすく食あたり(食中毒)を起こしやすい時期です。食中毒を引き起こす細菌の多くは、湿度が高く、気温が高いほど活発に増殖します。特に、25℃~40℃の間は細菌の繁殖が盛んになり、食材が傷みやすくなります。気温が高くなり始め、湿度も高くなる梅雨時には、細菌による食中毒が増えます。
厚生労働省が公表している食中毒統計では、6月から食中毒の発生件数が増え、夏場(6月から8月)は患者数が増えています。
最近では、11月頃まで細菌による食中毒発生件数が増えており、これは気温が高い状態が続いたり、空調設備が充実し、食中毒が発生しやすい環境が続いているためとも考えられます。
食あたりとは、「食物の毒に中(あた)る」ということで、医学的には食中毒といいます。食中毒患者の原因は、細菌によるものが5割近くで、その他にはウイルス、寄生虫(アニサキスなど)となります。
細菌性の下痢は、食物とともに摂取された病原性の細菌が腸管内で増殖し、腸管上皮細胞などに菌が侵入したり、腸管内で菌がつくった毒素によって起こる場合と、食物や物体についた病原性の細菌が一定数以上に増えた状態で摂取して起こる場合に起こります。喫食後3時間~24時間で発症し、下痢や腹痛、時には発熱や血便が出る場合もあります。
「食あたり(食中毒)かな?」と思ったら、まずは症状を確かめましょう。下痢便に血が混ざってないか?、高熱はないか?、ひどい腹痛はないか?
正露丸・セイロガン糖衣Aは、腸の運動を正常に戻し、腸内の過剰になった水分量を調整して食あたりによるつらい下痢を改善します。正露丸・セイロガン糖衣Aを服用したら、下痢による脱水症状を防ぐため、水分を十分とってください。 ただし、嘔吐の場合、発熱を伴う下痢、血便の場合、または正露丸やセイロガン糖衣Aを服用しても症状が改善しない場合には、早めに医療機関で受診してください。
外出中や夜中に、突然、下痢になったりすると、とてもつらいものです。いつ起こるかもしれない食あたり(食中毒)のために、ご家庭に、職場に、かばんに、正露丸・セイロガン糖衣Aをお忘れなく。