健康情報局

インフルエンザ HOW TO マニュアル
強毒型(H5N1型)新型インフルエンザの脅威

現在、鳥を中心に流行しているH5N1型病原性鳥インフルエンザが、人から人に効率よく伝播する強毒型のH5N1型新型インフルエンザに変異する危険性が高いと、専門家によって報告されています。
H5N1型新型インフルエンザが発生した場合、私たちの周りではどのようなことが起こるのでしょうか?

またたく間に大流行(パンデミック)

2009年の新型インフルエンザ(A/H1N1型)は、またたく間に世界中に感染拡大し大流行(パンデミック)となり、新型インフルエンザの感染力の強さを目の当たりにしました。
ほとんどの人が新型インフルエンザに対して免疫をもっていないためという理由だけでなく、飛行機や新幹線など交通機関の発達もその理由です。気付かない内に感染した新型インフルエンザを飛沫感染や接触感染で他の人に感染させて、短時間で世界中に拡大することになります。

またたく間に大流行(パンデミック)

医療機関への受診・入院が困難

多くの人がほぼ同じ時期に感染するため、多くの感染者が医療機関に押し寄せると推測されます。また、医療従事者は感染する可能性が高いため、スタッフが少なくなり診療能力を超えてしまいます。さらに、政府が新型インフルエンザ受診できる医療機関を制限した場合、感染者は受診困難となると考えられます。強毒型の新型インフルエンザは重症となる可能性が高いが、人口呼吸器やベッドが不足して重症患者でも入院不可能となると考えられます。

医療機関への受診・入院が困難

社会機能の麻痺

多くの人が病欠するため、企業、行政の機能が低下し、食料品や生活必需品の流通が滞り、警察、消防署、役所の機能も低下します。電気・水道・ガスなどのライフライン従事者が減少すると、家庭での生活にも影響が出ます。

社会機能の麻痺

大きな健康被害

厚生労働省では、新型インフルエンザ発生による日本での健康被害を試算し、死者数は17万~64万人と想定しています。この試算は、過去に発生した軽度~中度の弱毒型の新型インフルエンザを参考にしています。 強毒型であるH5N1型新型インフルエンザでは、より大きな健康被害が出ると考えられます。

大きな健康被害

厚生労働省による日本での健康被害試算

人口 1億2700万人
罹患者数 3200万人
医療機関への受診者 1300万~2300万人
入院患者 53万~200万人
死亡者 17万~64万人
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