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健康情報局
食中毒とは、有害物質や有毒な微生物等に汚染された飲食物を摂取する事により、引き起こされる下痢、嘔吐や発熱などの中毒症状です。原因物質によって細菌性食中毒、ウイルス性食中毒、化学物質による食中毒、自然毒による食中毒等に分類されます。
衛生管理の整った日本では細菌性食中毒の発生は徐々に減ってきていますが、まだ高い頻度で発生しています。また、海外では衛生事情が異なるため、細菌性の食中毒は特に注意が必要な感染症です。
細菌性食中毒の原因となる細菌はさまざまで、発生の仕方により大きく感染型と食品内毒素型と生体内毒素型に分類されます。
食品中で一定菌数以上に増殖した細菌を食品と共に摂食し、胃酸のバリアーを通過して、腸管の表面に定着し感染して食中毒を起こすのが感染型、食品中で細菌増殖する際に産生した毒素を食品と共に摂取することで食中毒を起こすのが食品内毒素型、摂取した細菌が腸管内で増殖し毒素を産生して食中毒を起こすのが生体内毒素型です。
細菌性食中毒 | 感染型 | カンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオなど | |
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食物内毒素型 | 黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、セレウス菌(嘔吐型)など | ||
生体内毒素型 | 腸管出血性大腸菌(「O157」といわれるもの)、ウェルシュ菌、セレウス菌(下痢型)など | ||
ウイルス性食中毒 | ノロウイルス、その他ウイルス | ||
化学物質による食中毒 | 水銀、カドミウム、PCBなど | ||
自然毒 による 食中毒 |
植物性食中毒 | 動物性食中毒 | |
カビ毒、毒キノコなど | フグ毒、貝毒など | ||
その他 | 原虫、寄生虫など |
感染症の詳細情報について詳しく知りたい方は、「感染症ラボ」をご覧ください。