健康情報局
インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。また、空気感染による感染も否定できません。
感染した人が咳やくしゃみをすることで排泄する、ウイルスを含む飛沫(0.005mm以上の水滴)が飛散し、これを健康な人が鼻や口から吸い込み、ウイルスを含んだ飛沫が粘膜に接触することによって感染する経路。
皮膚と粘膜・創の直接的な接触、あるいは中間物を介する間接的な接触による感染経路。
空気感染とは、飛沫の水分が蒸発して乾燥し、さらに小さな粒子 (0.005mm以下)である飛沫核となって、空気中を漂い、離れた場所にいる人がこれを吸い込むことに よって感染する経路。飛沫核は空気中に長時間浮遊するため、対策としては特殊な換気システム(陰圧室 など)やフィルターが必要になります。
新型インフルエンザ対策ガイドライン(平成21年2月17日、新型インフルエンザ及び鳥インフルエンザに関する関係省庁対策会議)においては、新型インフルエンザの空気感染について「空気感染の可能性は否定できないが、一般的に起きるとする科学的根拠がない」とされています。
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