
口から入った食物は、消化管という1本の管を通り、最後には肛門からうんち(便)として出ていきます。食物がうんち(便)になるまで、お腹の中でどのようになっているのでしょう。

消化管は口から順に、口腔、食道、胃、小腸(十二指腸・空腸・回腸)、大腸(盲腸、結腸、直腸)、肛門に分けられます。
消化管の大きな役割は、体に必要な栄養分を吸収すること。そのために、食物を吸収しやすい大きさに消化し、吸収されないものを排出する働きがあります。
また、消化管には常に食物と一緒に空気やホコリ、微生物などの異物が常に入ってきています。そのため、ウイルスや細菌などの有害なものから体を守る防御機能も備えています。
これらの働きは、私たちが意識することなく自律神経やホルモンなどによって制御されています。
食べ物は、次のような消化管の働きで、消化・吸収され、うんち(便)として排出されます















消化管での消化・吸収の後に排泄されるうんち(便)は、健康な人ではバナナ状。7~8割が水分です。残りの3分の1が腸内細菌で、生きている細菌やその死骸です。
あとの残りは、消化管で吸収されなかった食べかすや古くなって腸から脱落した細胞などが含まれます。
うんち(便)の色が黄褐色なのは、十二指腸に排出された胆汁の色素ビリルビンによるものです。このビリルビンは腸内の状態によって色が変わります。腸内が善玉菌優位で酸性なら黄色みを帯びた黄褐色に、悪玉菌が繁殖しやすい環境のアルカリ性なら黒っぽい色になります。
|