
便の水分が異常に増え、液状またはそれに近い状態を下痢便、通常より少し軟らかい状態を軟便といいます。下痢便や軟便を繰り返し、腹部不快感や腹痛を伴う状態を下痢もしくは下痢症といいます。
正常な腸ではぜん動運動により、腸の内容物を肛門側に送り、その間に内容物の水分量を調節して正常な便をつくります。
しかし、この腸の運動や機能が異常な状態になったとき下痢便や軟便が起こります。
下痢の発生には大きくわけて3つのパターンがあります。

正露丸、セイロガン糖衣Aが効き目を発揮するのは、木(もく)クレオソートを中心とした生薬が総合的に作用するからです。
(1) 過剰なぜん動運動を正常に戻す作用
→ 大腸のセロトニン受容体に作用します。
小腸の運動には作用せず、大腸に作用して、過剰なぜん動運動を抑制しすぎることなく正常に戻していきます。
(2) 腸の過剰な水分分泌を抑制して、腸内の水分を調節する作用
→塩素イオンチャンネルに作用します。
腸管の水分分泌を抑制するとともに、水分吸収を促進して腸管内の水分を調節します。
