お腹トラブルやお薬【みんなの実態調査】
120年以上続くロングセラーブランド『正露丸』を販売する大幸薬品株式会社は、全国の16歳~69歳の男女2,350名を対象に「お腹トラブルに関する調査」を実施いたしました。
調査結果を2回にわたってご紹介します。第2回は、お腹トラブル(下痢・軟便)に講じている対策について取り上げます。
お腹トラブル(下痢・軟便)に関する調査結果の詳細を紹介します。
第1回でご紹介したとおり、突然の便意に関する質問では合計72.2%の人が困ったことが“ある”と回答しました。困ったことが"ある"と回答した人(1,697人)に対して「その時、どのような対処をしましたか」と聞いたところ(複数回答可)、対策法の1位が「お腹に圧力がかからないように楽な姿勢をとった(28.0%)」、2位が「深呼吸をしてできるだけリラックスするようにした(22.2%)」となっていました。続いて「下痢止めを飲んだ(11.5%)」「整腸剤・胃腸薬を飲んだ(11.3%)」「おなかを温めた(11.0%)」が、同じくらいの回答数となりました。
下痢などが原因の急な便意で困った時、下痢止めや整腸剤・胃腸薬を利用できている人は少なく、姿勢やリラックス、冷えないようにするなど場当たり的な対策法に頼っているようです。また「上記の対処ができず耐えてトイレに行った(36.2%)」の回答が最も多く、実際はほとんどの人が対策できていないことがわかりました。
下痢、軟便などのお腹トラブルの市販薬のストックについて、当てはまるものをそれぞれ教えてください、という質問に対して、「常にある(20.9%)」「たまにある(18.5%)」といった”お薬を家にストックしている”人は4割程度でした。残りの6割近くは、家にお薬を用意する習慣がないことがわかりました。
下痢、軟便などのお腹トラブルの市販薬の持ち歩きについて、当てはまるものをそれぞれ教えてください、という質問に対して、「常にある(8.0%)」「たまにある(14.3%)」といった“お薬を家にストックしている”人は2割程度でした。残りの8割近くは、お薬を持ち歩く習慣がないことがわかりました。
都道府県別で比較したところ、「常にある」と回答した人が多かったのは、1位が「山口県(18%)」、2位が同率で「埼玉県(16%)」「福井県(16%)」、3位が同率で「京都府(14%)」「福岡県(14%)」でした。
加えて、「下痢に対するあなたならではの対処法」について聞いたところ、「出かける前に3回くらいは必ずトイレに行く」や「家を出る前に出し切る」など外出前に対処する人や、「下痢になりそうな時は極力外出を避ける」と外出すること自体を断念する人、また「大丈夫と思いこませる」というように自分自身に信じ込ませる人など、人それぞれ、さまざまな対策をしているようです。
下痢の対処のために普段から心がけていることについて質問したところ、「特に心がけていることはない」と回答した人は36.3%でした。つまり、その他6割以上は“普段から心がけている”ということがわかりました。
実際に心がけて対策している内容としては、1位「体を冷やさないようにする(23.8%)」、2位「規則正しい生活習慣をする(19.1%)」、3位「トイレの位置を把握しておく(17.7%)」という結果となりました。ほかに一風変わった回答としては、「素数を数える」「片栗粉を水に溶いて飲む」という独自の対策を取る人もいました。
日頃からお腹のトラブルに悩む人は約6割、突然の便意で困ったことがある人は7割以上いるにもかかわらず、対処方法として、即効性のある対策はあまり取られていないことがわかりました。
都道府県別に見ると、普段から心がけていることが“ある”人が一番多かったのが同率(76.0%)で「埼玉県」・「奈良県」、一番少なかったのが「岡山県(44.0%)」と、1位と最下位で30%以上の差がありました。突然の便意で困った経験の割合に差があるのと同様に、普段から心がける意識も、都道府県によって大きな差があることが明らかになりました。
下痢の対処のために普段から心がけていること1位の「体を冷やさないようにする」を都道府県別に見ると、上位は中部・近畿地方に多く見られることがわかりました。反対に、北日本に位置する「北海道」や「青森県」・「秋田県」は、平均程度かそれ以下となり、「体を冷やさないようにする」意識は他県に比べそれほど高くないことがわかりました。
これらの地域の人にとって「寒さ」は日常生活の一部であり、「体を冷やさないようにする」ことは、あえて心がけることでもないのかもしれません。このように、生活スタイルや住環境の違いによって、意識が異なることも推察できます。
さらに、普段から心がけていることの中で、「トイレの位置を把握しておく」と回答した人の都道府県別トップ10を見ると、1位「香川県」、4位「三重県」、5位「長野県」など、通勤・通学時に公共交通機関を利用するであろう、都市部以外の地域も上位を占める結果となりました。一方、「東京都」・「神奈川県」・「千葉県」・「埼玉県」の1都3県も、すべてランクインしています。地域別では、全国平均の17.7%に対し、1都3県は26.0%と、10%近く上回る結果となりました。
下痢、軟便などのお腹トラブルの市販薬にネガティブイメージはありますか、という質問に対して「特にネガティブイメージはない(54.9%)」と、何らかのネガティブなイメージを”持っている"人は45.1%で、同じ程度であることがわかりました。
ネガティブなイメージの中で最も回答数が多かったのは「本当に効くのかがわからない(16.3%)」でした。
下痢、軟便などのお腹トラブルの市販薬に求めることは何がありますか、という質問に対して「すぐに腹痛・下痢が止まること(38.9%)」「価格が手頃であること(29.5%)」「水なしでも飲めること(28.1%)」と、価格以外では即効性やその場で服用できる飲みやすさが重視されることがわかりました。
下痢の症状を抑えるという意味で即効性のある「下痢止め」を普段から持ち歩いている人は、全国平均で22.3%でした。「突然の便意に困ったことのある人」が7割以上いた結果に対して、「下痢止め」の所持率は非常に少ないことがわかりました。
普段から体調を整えることも大切ですが、外出先や急な冷え、特に大事な場面での急なお腹のトラブルに備えて、症状を抑える「下痢止め」を持ち歩くことも、有効な対策の1つと考えられます。さらに、多くの人が「下痢止め」に求めていることは、主に「即効性」、「低価格」、「飲みやすさ」、「持ち運びやすさ」であることも今回の調査からわかりました。
お腹に刺激が強い食べ物を食べたり、急に冷えたりするなど、もしもの時に慌ててトイレを探すこともなく素早く対処できるように、「下痢、軟便などのお腹トラブルの市販薬」を常に携帯してみてはいかがでしょうか。
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