健康情報局

おなか情報局 おなかのQ&A 子供篇

お子様のお腹のトラブルにお悩みではないですか?お腹の悩みに大人篇と子供篇でお答えします。

下痢について

5歳になる子供ですがここ数日、下痢が止まりません。お腹を痛がるふうでもなく、元気なのですが…

便の臭いをかいで酸っぱい匂いがしたら、なんらかの理由で乳糖の吸収が悪くなっているための軽い下痢状態と考えられます。機嫌がよく食欲もあるようなら様子見で心配ありません。
神経質なお子様の場合、ひどく叱られたり環境が変わったりしたときに下痢が続くことがあります。お子様の周囲に最近大きな変化はありませんでしたか? もし、機嫌がよく食欲もあれば自然に快方に向かうでしよう。

おなかのトラブルと対処法 > 軟便・下痢の症状

子供の急な下痢にはいつもうろたえます。どんなことが原因に考えられますか。

水様の少し白っぽい下痢や嘔吐がある場合、ロタウイルスによるものと思われます。下痢止め薬や吐き気をおさえる薬があれば服用させてあげてください。脱水症状を防ぐため、幼児用イオン飲料や果汁などで水分補給することも大切です。
最近食べたものに消費期限切れのもの、変質しかけたもの、管理の怪しい生ものなどはありませんでしたか。もし、心あたりがあるようでしたら食あたりによる下痢と思われます。
大人が大丈夫でも抵抗力の低い子供は細菌感染しやすく、十分な衛生管理が必要です。市販の下痢止め薬が使用できます。また、血便や高熱を伴う場合には、医療機関へ受診してください。

細菌性食中毒

子供はよくお腹をこわすものですが「危ない下痢」の見分け方はありますか。

いつもより下痢の水分量が多く回数が多いと感じた時には、脱水症状に陥る危険があるので早めに医師に見せましょう。また嘔吐の回数が多く高熱をともなう下痢、便に血が混ざっている下痢、意識障害や痙攣をともなう下痢も危険な状態です。

脱水症とはどんな状態をいうのですか。

放置すると生命の危険があります。水分を補いすぐに病院へ連れて行きましょう。
下痢をすると水分はもちろん、体の働きに欠かせないナトリウムやカリウム(電解質)、栄養分も便と一緒に大量に失われてしまい体が急激に弱ります。のどの渇きを訴え、ぐったりとして手足に触ると冷たいのが特徴です。
水分と塩分の流出を防ぐため自然と尿が少なくなります。

脱水症を予防するには?

下痢をしたら、出ていく水分を補うつもりでまめに水分を与えるようにします。昔からよくいう「湯ざまし、番茶」、また大人用のイオン飲料(スポーツドリンク)は水分だけのフォローにはよいのですが、子供の体から失われやすい塩分は補えません。
流出した塩分とエネルギーを補うため、水にうっすら味のつく程度の塩と糖分を加えたものを与えます。薬局などで売っている乳幼児用のイオン飲料が便利です。また、りんご果汁、にんじんスープも必要な栄養素を含むのでおすすめです。

下痢の間は絶食するとよいと聞きますが、子供にも同じことが言えますか。

子供は大人ほど体にエネルギーの蓄えが多くないので絶食させないでください。いつものように一度に普通の量を食べるのでなく、お腹の負担にならないものを少量ずつ与えましょう。

下痢の間はどんなものを食べさせたらよいですか。

弱ったお腹に与えたい食物は「離乳食のような食事」です。重湯、野菜スープ、具のない薄いみそ汁、おかゆ、おじや、煮込みうどん、じゃがいも、にんじん、とうふ、白身魚、りんご、バナナ、乳ボーロ、ウエハースなどは消化のいいものの代表です。
牛乳はお腹をゆるくする働きがあり下痢の間はおすすめできません。同様に乳製品(ミルクもの、チーズ、ヨーグルトなど)も避けます。繊維の多い野菜、海藻、なし、みかん、肉類も消化に悪いものです。インスタント食品や市販のジュースなどもよくありません。

おなかにいい食生活

便秘について

赤ちゃんが便秘気味なのですが、どうすればよいのでしょうか。

乳児期の赤ちゃんの便秘は、人口ミルクの摂取、お乳の量が少ない、腸の動きが鈍っているなどの原因によって便秘になることがあります。こんな時には、母乳を与えたり、水分を多めに与えたり、肛門を刺激してあげるとよいでしょう。離乳期の赤ちゃんの場合は、繊維質の多い離乳食を与えるようにしましょう。
ただし、先天的な病気の可能性もありますので、慢性の便秘の場合には注意が必要です。

子供が時々便秘になります。どうすればよいのでしょうか。

子供は、3歳頃までの食生活が、その後にも影響するといわれています。3歳頃までは、特に良好な食習慣をつけるよう気をつけましょう。規則正しい生活と食事時間、適度な量、偏食のないバランスのよい食事、適切な間食を心がけてください。
また、小学生くらいになると、野菜不足、主食が少ない、間食・インスタント食品の摂り過ぎ、食事時間が不規則などの原因が考えられます。このような食生活にならないように心がけましょう。

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