社内弁護士森田の訴訟奮戦記ブログ

このブログでは、大幸薬品の社内弁護士である森田が、「セイロガン糖衣A」ブランドを守るために行っている活動やブランドへの「思い」をお届けします。

「ソーハラ」とは

2013年6月10日

今回は、「ソーハラ」について語っていきます。

皆さん。「ソーハラ」という言葉をご存知でしょうか。

セクハラ、パワハラ、そしてアカハラ(アカデミックハラスメント)については、ご存知の方も多いと思います。

「ソーハラ」とは、「ソーシャルハラスメント」の略で、ファイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)で受ける嫌がらせのことを意味するそうです。

具体的には、職場の上司からの友達申請、承認した後の自分の投稿に対する上司からの「いいね」の連発、上司の投稿に対する「いいね」やコメント投稿の強要等による嫌がらせで、IT技術を利用したオンラインカウンセラーを養成する日本オンラインカウンセリング協会によると、「ソーハラ」に関する同協会への相談が年々増えているとのことです。

実際に「ソーハラ」の被害を受けたという男性は、上司からの友達承認の念押しで渋々承認した後も、自分の週末の行動に対するコメントや自分の書き込みへの「いいね」の連発等に、「日常生活まで監視されているようだ」と悩まれ、相談に来られたそうです。

「ソーハラ」は、部下の側だけでなく、上司の側もあるようで、初めて管理職になった上司の方が、コミュニケーションを円滑にしようと部下に友達申請したところ、誰からも承認してもらえず、そのことで自信をなくし、職場においてもギクシャクしてしまったということで相談に来られた方もいたそうです。

確かに、一度友達になった場合、自分の友達やその友達とのやり取りも分かってしまうので、マメに投稿をアップする人からすれば、その行動は周りに筒抜け、という場合もあると思います(実際にSNSから、浮気が発覚したという話もよく聞きます)。

私はよく存じないのですが、友達になった場合でも、特定の人には自分の投稿を見られなくする等の設定もできるようですので、これらの機能をうまく活用しつつ、SNSもスマートに利用していきたいものですね。

ところで、日本では「個人情報」や「プライバシー」に対する意識は相当前から高まっており、行政や企業に対しても、個人情報については、厳格な管理が求められています。

そのため、現代は、個人情報が厳格に管理されていなかった時代よりも、「個人情報」それ自体に(財産的な)価値のある時代であるといえます。

一方で、今は、個人情報やプライバシーが主張される前の時代よりも、SNS等で自らの個人情報やプライバシーを公開している人が多いように感じます。

これほど、政治家や芸能人でもない一般の人が、自分の行動を他の人に公開することはなかったのではないでしょうか。

自分の個人情報やプライバシーを晒すことは、それ自体がリスクであり、また自らが保有する価値ある情報を無償で提供しているのと同じことであると私は思います。

今回紹介した「ソーハラ」も自ら個人情報やプライバシーを晒すことによるリスクの1つと言えるかもしれません。

確かに、SNSは今までにない楽しさがあると思います。何十年も音信不通だった同級生と突然友達になり、つながることができる等、SNS独自の利点もあります。

しかし、今回の紹介した「ソーハラ」という新たなハラスメントの被害に遭わないためにも、自らリスクを管理し、SNSの機能をうまく使いこなしながら、SNSを楽しむということが大事なのではないでしょうか。

また、こういう時代だからこそ、改めて「個人情報」「プライバシー」の重要性、これらを晒すことの怖さについて考えてみてもよいと思います。

今回の記事がそのきっかけになれば幸いです。

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