社内弁護士森田の訴訟奮戦記ブログ

このブログでは、大幸薬品の社内弁護士である森田が、「セイロガン糖衣A」ブランドを守るために行っている活動やブランドへの「思い」をお届けします。

頼りになる弁護士とは

2012年7月25日

今回は、私が普段、様々な弁護士を見ている中で思う、頼りになる弁護士などについて語っていきたいと思います。

私は法律事務所勤務の弁護士と異なり、顧問弁護士のいわば「クライアント」として、顧問弁護士を使う立場にあるわけですが、この立場にある者として、「この先生は頼りになる」「この先生がいて助かる」と思う場合がありますし、また逆のことを思ってしまう場合もあります。


私が「この先生が頼りになる」「この先生がいて助かる」と思うのは、当社がいかに不利な立場にあり、企業内弁護士である私自身も前向きな解決法が見つからない場合に、法律や判例そしてこれまでの経験を駆使して、前向きな解決方法を提示してくださる場合です。


また裁判においても、勝ち負けに関係なく、多くのある事件の1つという姿勢ではなく、当社のために全力で取り組んでいることがその姿勢から分かる先生です。


他方、それと逆のことを思ってしまうのは、解決困難な事件について「これは無理ですね」「これはダメですね」というアドバイスをくださるだけで、何ら前向きな解決方法を提示していただけず、相談しても逆に私の悩みが深くなってしまう場合です。


またメールで質問しても明確な回答をいただけない先生も、会社としては第三者の専門家の意見として使いづらく、困ってしまいます。


私は普段、他社の社内弁護士や顧問弁護士だけでなく、弁護士会の活動を通じて、法律事務所に勤務している弁護士にも会う機会があります。


その弁護士の中にも、その言動などから後者に属する先生も少なからずいるのでは心配してしまいます。


確かに、解決困難事件において前向きな解決法を提示することは難しいですし、背景事情等詳しい説明も不十分なまま、記録に残るメールで、明確な回答を出すことは難しいのかもしれません。


しかしながらそこに弁護士として価値があると思いますし、だからこそ高い報酬を受け取ることができるのはないかと思います。


翻って私自身も社内弁護士として、当社の役員や社員から様々な法律相談を受けますが、私自身が先に述べた後者の弁護士のようなアドバイスを連発したり、不明確な回答を担当者にしていては、どの役員、社員からも頼りにされません。


「理想の弁護士像」「頼りになる弁護士像」は、人それぞれとは思いますが、先に述べた前者のような弁護士を目指し、業務を遂行していこうと思います。


最後に、私が司法修習生の時に民事弁護教官が述べていた「事件処理の心得」を紹介したいと思います。(もう1つありますが、専門的なので割愛します)。
①依頼者にとってベストの解決とは何かを絶えず考えよ。
②現場主義を大切に。
③判例・文献を徹底的に調査せよ。
④勇気と決断力

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