社内弁護士森田の訴訟奮戦記ブログ

このブログでは、大幸薬品の社内弁護士である森田が、「セイロガン糖衣A」ブランドを守るために行っている活動やブランドへの「思い」をお届けします。

裁判もいよいよ終盤

2012年6月12日

昨年10月に提訴したこの裁判もいよいよ終盤に近づいてきました。

当然、私はこの裁判の仕事ばかりをしているわけではなく、様々な法務の仕事を日々行っているわけですが、その中でも、この裁判のことはいつも私の頭の中にあります。


訴訟提起時に提出した訴状に加えて、これまで複数の準備書面を提出し、関係証拠も多数、裁判所に提出しました。


ですが、当社が勝訴するために、まだまだ主張することがあるのではないか、まだまだ提出できる証拠があるのではないかと日々考えています。


民事裁判であれ、刑事裁判であれ、説得すべきは相手方ではなく、「担当裁判官」であり、その裁判官に当社の主張をいかに理解してもらえるか、いかに当社に有利な心証を形成してもらえるかが鍵となります。


前のブログでも述べましたが、今後も、『セイロガン糖衣A』ブランドを守るのだとの強い「思い」を持ち続け、気合を入れて対応にあたっていきます。


ところで本ブログでも取り上げましたが、本訴訟提起後、知財(商標、特許)に関連して、その動向が気になる裁判が提起され、また判決が出されたりしました。


「面白い恋人事件」や「切り餅特許裁判」などがそうです。


「切り餅特許裁判」については、最近、知財高裁の判決が出たところですが、先月28日、越後製菓は佐藤食品工業に対し、知財高裁判決が出た事件とは別の切り餅を対象に、越後製菓保有の特許侵害を理由に損害賠償請求(請求額:19億円)を提起したそうです(この特許が先に知財高裁判決が出た事件と同じ特許なのかどうかは不明です)。


知財高裁判決以降、佐藤食品工業側としては防戦一方といった印象ですが、この事件についても、知財高裁判決が出た事件(この事件は上告されました)とあわせて、どのような判決、ないしは解決がなされるのか注目です。


また知財とは直接関係ありませんが、当社の属する医薬品業界に関係する裁判として、一部の医薬品のネット販売を規制した省令が違法かどうかについて、それを違法する東京高裁判決が出された事件についても、被告である国が上告したとのことですので、この事件についても、最高裁がどのような判断を示すか注目したいところです。


今後、当社が提起した「セイロガン糖衣A」事件に対し、何らかの結論が出た際には、それまでの「奮戦ぶり」をできるだけ詳しく語っていきたいと思っています。


また「面白い恋人事件」や「切り餅特許裁判」そして「医薬品ネット販売規制事件」の動向についても折に触れて紹介していきます。


お楽しみに!!

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