社内弁護士森田の訴訟奮戦記ブログ

このブログでは、大幸薬品の社内弁護士である森田が、「セイロガン糖衣A」ブランドを守るために行っている活動やブランドへの「思い」をお届けします。

中国における知的財産制度

2012年1月17日

今回は中国における知的財産制度について述べていきたいと思います。

中国において模倣品や海賊版が多数出回っていることは、ニュース等でもよく報道されていることだと思います。

 それでは、中国では、模倣品や海賊版を規制するための、いわば知的財産を保護するための法律はあるのでしょうか。

答えはイエスです。中国では特許法や商標法、そして著作権法などいわゆる知的財産を保護するための法律がすでに制定されています。

 上記の結論に少し驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 しかしながら、それが適切に運用されているかといえば、それは「?」で、法律が整備された後も中国における模倣品被害は減少しておらず、なおかつその模倣品の技術力も過去に比べれば相当向上しているようです。

 それではどうすれば、中国における模倣品を排除することができるのでしょうか。中国でビジネスをする以上、ある程度は仕方がないとあきらめるべきでしょうか。

 答えはノーです。私としては、ある程度本腰を入れて、整備された現地の法律や制度を活用し、模倣品排除のためのアクションをとっていくほかはないと思います。

 具体的には、中国において特許や商標を押さえておく。模倣品を発見した場合には、相手を特定して(これが難しいのですが)訴訟を提起するか、刑事告発をする、行政に摘発を求めるなど現地の法令に基づきとりうるアクションをとっていくことだと思います。

 中国法務に詳しいある弁護士の文献によれば、欧米企業は偽物対策に(その企業の規模にもよるとは思いますが)年間億単位の予算を費やすようで、それなりの効果を上げているようです。

 どの国でビジネスをする場合でも(それがたとえ模倣品が当たり前の国であっても)、ブランドを守るためにすべきことは、日本でビジネスをする場合と同じ、ということでしょうか。

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