社内弁護士森田の訴訟奮戦記ブログ

このブログでは、大幸薬品の社内弁護士である森田が、「セイロガン糖衣A」ブランドを守るために行っている活動やブランドへの「思い」をお届けします。

法務の仕事

2011年12月20日

今回は、不祥事が取沙汰されている上場企業(O社)が設置した第三者委員会による調査報告書に触れつつ、法務の仕事について述べていきたいと思います。

去る12月6日、一連の不祥事が取沙汰されている上場企業(O社)が設置した第三者委員会(弁護士と公認会計士により構成)による調査報告書が公表されました。

要約版、そして本編の報告書含めて相当なボリュームがあるため、すべては読みきれていませんが、その中で取締役会や監査役会、監査法人だけでなく、O社法務部の対応にも批判が加えられています。

報告書によれば、O社法務部は、今回問題になっている取引(買収)について、買収監査やこの取引に関する契約書の検討を行っていなかったようです。

仮に法務部が契約書等の検討ができていたとしても、経理・財務に関する専門性の壁などから、今回の取引の問題点を十分把握し、経営陣や担当部署に適切に意見具申ができたかどうかは不明ですが、いざこのような有事になれば、第三者委員会などからその責任を問われる部署であることを改めて思い知らされました。

考えてみれば当たり前のことですが、私の行っている法務の仕事は、ミスが許されない仕事です。しかも、そのミスはそのときはわからず、後になってわかることが多い仕事であると思います(この点は財務でも同じとは思いますが)。

とはいえ、ミスを恐れて何もしないというわけにもいきませんので、その時々でベスト尽くして業務に当たるしかないと私は思っています。

今回の裁判にしても、私としては、様々な資料を収集し、考えに考え抜いた結果、「セイロガン糖衣A」ブランドを守るためには訴訟提起がベストであると考え、経営陣にも説明し、訴訟提起に踏み切ることにしました。

今回の判断、選択が、会社にとってベストな判断、選択であったといわれるよう、その時々でベストを尽くし、考えに考え抜いて、訴訟対応にあたっていきます。

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