社内弁護士森田の訴訟奮戦記ブログ

このブログでは、大幸薬品の社内弁護士である森田が、「セイロガン糖衣A」ブランドを守るために行っている活動やブランドへの「思い」をお届けします。

民事裁判の実際

2011年11月28日

今回は民事裁判の実際について、述べていきたいと思います。

裁判がいよいよ始まりました。相手方は全面的に争う姿勢です。

裁判官に当社の主張を認めていただくよう、がんばります!!

ところで、裁判というとテレビでよく見るのは、法廷で弁護士が原稿を見ずに、とうとうと依頼人の立場に立って主張するというシーンだと思います。

たしかに刑事裁判ではそのようなシーンがありますが、今回のような民事裁判の場合、そんなシーンはないといっても過言ではないと思います。

一般の民事裁判の場合、第1回の裁判では、原告は訴状(原告の訴えの内容が書かれてある書面です)、被告は答弁書(原告からの訴状に対する、いわば「回答書」かつ「反論書」のようなものと理解いただければいいと思います)を読み上げたりはせず、裁判官が「原告、訴状陳述。被告、答弁書陳述」と発言することで、訴状や答弁書が読み上げられたことと同じことになり、その後、原告や被告から提出された証拠に対する証拠調べ(これは書類による証拠が原本による場合、その証拠が本当に原本かどうかを確認する等の手続です)が行われ、次回の裁判の日程を決めて終了です。

このようなやりとりですので、民事裁判を傍聴している人からすれば、いったい何をしているのかよく分からないかもしれません。

結局のところ民事裁判は、口頭ではなく、原告と被告間の訴状や答弁書、準備書面といった書面のやりとりが主なのです。

よって、民事裁判ではいかに説得力をもって(口頭ではなく)書面で主張をし、その主張を裏付けるような証拠を集められるかどうかがポイントになります。

このような実情ですから、実際に民事裁判を担当する弁護士が行っているのは、かなり地道、かつ根気のいる作業です。

しかしながら、このような作業を続けることしか勝利はありません。

ここで重要になるのは、やはり「ブランドを守りたい」という「思い」や「熱意」だと思います。

この「思い」や「熱意」が強ければ強いほど、様々な視点から事件を見ることもでき、自分に有利な証拠も出てくるのではないかと思います。

前回と同じような締めくくりとなりますが、これからも「ブランドを守る」という「思い」を持ち続け、対応にあたっていきます!!

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