社内弁護士森田の訴訟奮戦記ブログ

このブログでは、大幸薬品の社内弁護士である森田が、「セイロガン糖衣A」ブランドを守るために行っている活動やブランドへの「思い」をお届けします。

社内弁護士とは(パート3)

2011年10月31日

今回は様々な分野、業界で社内弁護士がいることや弁護士を取り巻く(厳しい!!)状況等について、語っていきたいと思います。

最近の寒暖の差の激しさに体調をくずしてしまいそうな昨今です。皆さんも体調には気をつけましょう。

「社内弁護士とは(パート1)」で社内弁護士は3万人いる弁護士の中でも1000人にも満たないことを述べましたが、所属している会社を見ると、金融業界(銀行、証券会社、生保)、電気業界、エンターテイメント業界、放送業界、わが社の属する医薬品業界など、実に様々な業界で社内弁護士がいます。

また会社だけでなく、内閣府、金融庁、公正取引委員会、消費者庁などの国の機関や東京都などの地方公共団体、そして学校にも社内弁護士がいます(なお行政機関に勤める社内弁護士は「行政庁内弁護士」といいます)。

さらに、これは私自身も驚いたのですが、税理士や公認会計士が所属すると思われていた「監査法人」に所属する弁護士もいます。

ところで、「監査法人」で思い出したのですが、監査法人が所属する公認会計士も就職難で、1,500人が浪人であるという新聞記事を見ました。

弁護士も大量増員したため就職難であることはいまや有名な話となりましたが、資格を有する者にとっては、本当に厳しい時代になりました。

私のような社内弁護士は、ここ数年で急速に増えていますが、これは弁護士の就職難も影響しています。法律事務所への就職が厳しい状況に鑑み、社内弁護士の道を選んだ弁護士もいるようです。

ただ残念なのが、社内弁護士を目指す一部の司法修習生で、一般の大学生が就職活動をする際に最低限準備をするであろう準備(その会社の志望動機を用意しておくこと等)すらせずに、企業の面接に臨む人がいるようなのです。

なぜそうなってしまうのか、直接その人に聞いたわけではないので想像にすぎませんが、「法律事務所で働くほうが、会社で働くよりも上である」と意識がどこかにあるのではないかと思います。

この就職難の時代、本当にその会社で働きたいと思っているのなら、それに向けて真剣に準備するはずですから。

これからは、法律事務所で勤務する場合でも、会社で勤務する場合でも、資格を有することは当然として、「本当の意味での実力」「自分の強みは何か」が問われるようになってきていると思います。

また営業能力や自己アピール力も必須です。

もはや、私が司法試験受験生のときにいわれていた、「試験にさえ通ってしまえば、一生安泰」という時代は終わってしまいました。

このような話をするとお先真っ暗という感じになりますが、私はこのような時代からこそ、頑張った人、努力した人が報われる時代になり、むしろ頑張る人にとってはチャンスなのではないかと思います。

これからも自己研鑽に努め、今回の裁判を含めた会社における仕事も真剣に取り組み、結果を出していきながら、この厳しい時代を乗り切っていこうと思います。

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